風をはらみ光りの中で輝くひとひらの布ポジャギ───
小さな布の端ぎれさえも無駄にすまいとできたポジャギは、
李王朝時代の韓国で貧しい生活の中から生み出されたものでした。
端布の並べ方や色の組み合わせを工夫し、
捨てられるはずだったものに新しい生命を吹き込んで蘇らせる…。
“布で綴る絵画”ともいわれるボジャギの美しさは、
一針一針に込められた豊かな感性から生まれたものだと思います。
また、日本の刺し子と同じように丹念に糸を運ぶヌビには、
根気と高度な技術力が求められます。
この作品展では、
韓国で針匠の称号をもつ崔福姫先生のポジャギとヌビを中心に
韓国の美しい手仕事をご紹介致しました。
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